Amazonカタログ作成のステップガイド

-メリット・デメリットや注意点なども紹介-

・Amazonでのカタログ作成の目的

この記事では、アマゾンのカタログ作成の手順についてまとめました。

Amazonでは自社独自の商品や、オリジナルのセット商品などを販売する際、以前に同じ商品が出品されていなければ、新しい商品のカタログの作成が必要になります。

既在の商品カタログを利用しての出品が一般的ですので、新しいカタログを作成する場合には戸惑うこともあるかもしれません。

Amazonでカタログがない商品にであうことはよくあると思います。

しかし、中には「Amazonカタログの作成方法がわからない」「どんなデメリットがあるか知りたい」といった、疑問や不安を抱えている方もいるでしょう。

そんな方のために、Amazonカタログ作成のステップとなるような情報を、メリット・デメリットや注意点と合わせて紹介いたします。

Amazonでのカタログ作成の参考にしていただければ、幸いです。

Amazonでのカタログ作成のメリット・デメリット

Amazonは、独自の特徴として「カタログ型」のサイト構造を持っています。

これは楽天などと異なり、複数の出品者が同じカタログ（商品ページ）に、同時に出品して販売する形態です。

楽天のように、複数の店舗が「楽天市場」というネット上のショッピングモールに出店するのに対し、Amazonは出品者が商品情報を共有して販売する仕組みです。

同じ商品を、複数の出品者が同じ商品ページで相乗りして、販売しているような状況と考えると良いでしょう。

Amazonでのカタログ作成のメリット

最初は手間がかかるように感じられるかもしれませんが、カタログ作成には多くのメリットがあります。

出品者用のアカウントは誰でも無料で作成でき、カタログを作成する段階では、料金はかかりません。

商品を実際に出品する際は料金が必要ですが、
Amazonでは、1ヶ月に50点以上の商品を販売する場合でも、月額4,900円という手ごろな設定で大口出品が可能です。

カタログが存在しない商品は、Amazonで他の出品者によって、まだ取り扱われていない商品です。

これは、他の出品者が参入するまでの間、その商品を独占的に販売できる機会だと考えて良いでしょう。

自分だけが取り扱っている商品であれば、販売価格を自由に設定でき、他の販売者の価格に左右されないため、大きな利益を得る可能性が広がります。

Amazonでのカタログ作成のデメリット

Amazonは、楽天やYahoo!ショッピングとは根本的に異なる構造を持っており、他のオンラインモールで培った経験を生かせない可能性があります。

たとえば、メルマガやLINEを使ったマーケティング、独自のポイントシステムの設定、商品ページにバナーを配置して顧客を店内に誘導するような手法は、Amazonでは使用できません。

Amazonでのカタログ作成の注意点

Amazonでのカタログ作成時に、注意したい点があります。

カタログの作成に失敗する可能性もあるため、注意事項を把握しておきましょう。

カタログ作成は大口出品者のみ行える

カタログの作成は大口の出品者に制限されており、小口出品者は既存のカタログのみ、利用可能です。

小口出品者が、小規模出品から始めたい場合、カタログの新規作成はできません。

記載できない情報が存在する

カタログを作成する際は、情報を見やすく、わかりやすいように紹介しなければなりません。

そのため、記載する情報が規制されています。

詳細情報はAmazonの公式ウェブサイトで確認できます。

出品できない商品も存在する

Amazonでは、法律で規制された商品や安全性に問題のある商品などについては出品が制限されています。

こうした商品の出品は、法的な問題や顧客の信頼を損ねる可能性がありますので、出品可能な商品について事前に確認しておきましょう。

Amazonでのカタログ作成の手順

カタログを作成するには、Amazonの出品用アカウントが必要ですので、出品用のアカウントを持っていない場合は、まずアカウントを作成しましょう。

以下が、出品用アカウント作成後の、カタログ作成の手順です。

登録したい商品を検索して商品カテゴリーを選択

出品予定の商品が、すでにAmazonに出品されているかどうかを確認します。

Amazonの「セラーセントラル」にログインし「カタログ」セクションから「商品登録」を選択してください。

次に、「Amazonのカタログから商品を探す」という検索窓が表示されたら、ここに販売したい商品の型番やJANコードを入力し、検索ボタンをクリックします。

同一商品の出品が無いことを確認したら、商品検索窓の下にある「Amazonで販売されていない商品を追加します」を選択してください。

次に、商品カテゴリーが表示されたら、その中から出品する商品に適したカテゴリーを選択しましょう。

製品コードを入力

製品コードを入力では、商品名、ブランド名、JANコードの項目を記入していきます。

商品名の入力時には、商品の公式名称の他に「メーカー、仕様、型番」などを含めて、Amazonのガイドラインを遵守しながら、ユーザーが理解しやすい商品名を設定しましょう。

ブランド名が不明な場合「ブランド名がありません」にチェックを入れれば、ノーブランド品として登録できます。

ただし「ノーブランド品」で登録した後は、ブランド名を変更ができなくなるので、留意しておきましょう。

その後、出品する商品のJANコードを入力してください。

JANコードは、どの事業者の、どの商品かを識別する商品番号です。

セット商品などでJANコードが存在しない場合、JANコード免除の申請を行えば、JANコードがない状態で商品を登録できます。

重要情報・出品情報を入力

重要情報を入力する際、カテゴリーによって入力項目が異なります。

一般的には、メーカー名・メーカー型番（任意）・賞味期限管理商品・付属品総数・ユニット数・商品の形式などの入力が必要です。

出品情報では、出品者SKUと商品の販売価格やコンディション、フルフィルメントチャネルを入力します。

ここで、ギフトオプションや支払い方法の設定も可能です。

商品画像を登録

続いてすべての項目から説明をクリックします。

商品画像の登録には、1枚の「メイン画像」と最大8枚までの「サブ画像」を使用でき、メイン画像の登録は必須です。

ただし、画像を登録する際には、Amazonの画像ガイドラインに従わなければなりません。

これに違反すると、画像が削除されたり、検索結果から除外されたりする可能性があるので、ガイドラインを確認しておきましょう。

商品説明を入力

「商品説明の箇条書き」で、商品の特長や要点を入力します。

5つまでの特長を入力できるので「さらに登録」をクリックして詳細な情報を追加しましょう。

たとえば、上から順番に「5枚組の枚数」「寸法：縦15cm×横25cm×奥行き8cm」などと、詳細に入力すれば、購入につながりやすいでしょう

「商品説明文」は、商品紹介コンテンツが設定されていない場合に表示されます。

商品の魅力や詳細情報を分かりやすく明確に記入しましょう。

通常HTMLは使用できませんが<br>タグだけは反映されます。
改行が必要な場合は<br>を入力しましょう。

検索キーワードを設定

キーワード設定では、商品を表示させたいキーワードを指定でき「,」を使用して区切れば複数登録できます。

キーワードを設定する際は、商品に適したキーワードを選択し、規定されたキーワード数を使用しましょう。

多くの人が検索するキーワードを活用して、検索結果で上位に表示された際には、たくさんのアクセスが期待できます。

詳細の入力

最後に、詳細情報を入力していきます。

商品に関する情報の入力欄が表示されますので、可能な限り詳細に、素材、付属品、寸法などを入力しましょう。

詳細情報をできるだけ詳しく入力することで、より魅力的に商品情報を伝えられます。

入力が終了したら「保存して終了」ボタンをクリックしてください。
これにより、カタログの作成が完了します。

商品が登録されるまで15分程度かかるため、少し時間をおけば、登録された商品を確認できます。

ただ、入力内容に不備がある場合は登録されないため、その場合は登録されるまで修正を繰り返す必要があります。

まとめ

Amazonは、独自の特徴として「カタログ型」のサイト構造を持っており、複数の出品者が同じ商品ページに、同時に出品して販売する形態です。

しかし、Amazonにカタログ（商品ページ）が存在しない場合は、独自にカタログを作成できま
す。

自分だけが取り扱っている商品であれば、販売価格を自由に設定でき、他の販売者の価格に左右されないため、大きな利益を得る可能性も広がるでしょう。

作成したカタログに相乗りされないように、他のセラーが仕入れできないおまけのようなものを付属すれば、飽和のリスクも減らすことが可能です。

飽和を避けるために、Amazonでのカタログ作成に力を入れてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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